高気密住宅とは
■ よく言われる「高気密・高断熱住宅」とは?
旧来、東北・北海道地方、或いは新潟等の雪国では、北欧・カナダの工法を模した「高気密・高断熱」住宅の建設が行われていました。
さらに1985年、旧建設省が省エネに配慮した気密性の高い住宅の建設を奨励したことにより、寒冷地以外でも建てられるようになりました。
住宅メーカーの中には「次世代省エネルギー基準」
(※NEDO参照)
に基づいた「C値・Q値」を厳密に測定し、
性能クリアするような「高気密・高断熱・24時間換気システム」の住宅を扱っているところもございます。
しかし、寒冷地以外では厳密に基準値を測定、クリアするような「高気密・高断熱・24時間換気システム」
住宅はコスト面からもまだまだ普及しているとは言えないのが現状です。
さらに、過度な高気密工法は日本の風土にマッチしているのか?と言う考え方もあるようです。
このよな経緯から「高気密・高断熱住宅」の定義は明確ではありません。
「高気密住宅塗装研究グループ」では言葉の混乱を避けるためNEDOで推奨される「高気密・高断熱住宅」を
準省エネ住宅として区別することにしました。
■ 「高気密住宅塗装研究グループ」が取り組む「高気密住宅」とは?
わが社では、平成4年の7月スタート時点から、平成10年度くらいまでの間、
鉄骨造或いは1階がRC、2・3階木造という構造の上に屋根はカラーベスト、外壁はボンタイルを使った住宅を多く建てて参りました。
平成10年度から13年度に掛けましては、構造は同じですが外壁仕上げにサイディングが登場しました。
さらに、平成13年度くらいから木造3階建という構造のスタイルが出来上がり、
その頃から1階・2階・3階、全て外壁はサイディング仕上げというスタイルが普及してきました。
当グループはこう言った仕上げの住宅を高気密住宅という位置づけをしております。
「高気密住宅塗装研究グループ」とは、このような住宅の外装塗膜としての「塗装」を研究し、
適切な施工方法を広く普及させることを目的とした技術集団です。