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塗装基礎知識

【既存仕上り塗装】

※今現在、お住まいの外壁塗装であり、私共の施工対象となります。

■ リシン【砂壁状模様】

リシン

コストが安いことと、通気性があることから木造モルタル外壁の仕上塗装として昭和50年代頃によく使われてました。    砂粒のような仕上りが特徴です。もともと光沢がないですが、濃い色のものは色落ちが目立つ場合もあります。    交通量の多い道路に面したお宅ではスス汚れが目立ちます。6~8年程度が塗替え時期と言われてます。

■ 吹付けタイル【凹凸状模様】

凹凸状模様

通称、ボンタイルと呼ばれてます。木造、RC造、ALC造の仕上塗装として広く普及してます。    下塗り、主材、上塗りを使い分けることでコスト面、耐久性、耐汚染性、耐候性にバリエーションを持たせます。    光沢のあるものが多いです。木造の場合は8~10年が塗替え時期の目安と言われてます。

■ 吹付けタイル【スタッコ調模様】

スタッコ調模様

吹付けタイルの中でも大柄な骨材を吹付けるのが特徴です。表面をローラーで押さえる場合もあります。    使用する結合材によってセメント系スタッコ、樹脂系スタッコと呼ばれる場合があります。    こちらも木造の場合は8~10年が塗替え時期の目安と言われてます。

■ 単層弾性【さざなみ状模様】

さざなみ状調模様

主材と上塗材が一つになった粘り気のある塗料です。特殊な模様のつくローラーを使う場合が多いです。    波のような模様、ゆず肌と呼ばれる模様が特徴です。工程が一つ少ない分コストも下がります。    使用材料の質の違いにより耐用年数が4年~10年と幅広くなってます。

【下地処理】

■ シーラー:
いわゆる下塗材のことです。 プライマーと呼ばれることもあります。 シールすると言う意味から「シーラー」。 プライマリー(最初の)と言う意味から「プライマー」。 言葉は違えど目的、用途は同じです。 下塗りの目的は、その上に塗る中塗材や上塗材との付着性を高めたり、 モルタルやサイディング等の構造素地のひび割れといった「暴れ」を調節する等です。 何に?何を塗るのか?何が?どのような状態であるのか?複雑多岐にわたる塗装の前提条件を判断して材料や塗り方を選びます。 仕上り具合、耐久性の8~9割を決定付ける、将に職人の勘と経験が試されるところでしょう。

■ 微弾性フィラー:
新築よりは塗替え時の下塗材として使われます。 粘度が高く、既存塗膜や構造素地のひび割れ、隙間、穴等の「暴れ」を補修するのが目的です。 もちろん、中塗材、上塗材との付着性を高める目的も持ってます。 下地の性質を理解した上でローラー捌き、刷毛捌きを微妙に操ることで最終仕上りがまったく変わってくる、職人技の見せ所です。

【新規仕上げ塗装】

※私共で新規施工する場合の仕上げ塗料となります。
■ ポリウレタン樹脂系塗料:
付着性、耐水性、耐薬品性、耐候性に優れているということで、現在、外壁、鉄部の塗料として広く普及しています。 また、伸縮性に優れていることから木部に対する塗装ではシリコン系、フッ素系よりも適しています。 コスト面でも値頃感があります。 2液性のものや1液性のもの、水系と溶剤系があります。 期待耐用年数は8~10年程度です。※

■ シリコン樹脂系塗料:
シリコン樹脂はシロキサン結合と呼ばれるガラス質の硬い結合を特徴とします。 建築塗料の場合はアクリル樹脂やセラミック樹脂で変性されたものが使われます。 ポリウレタン樹脂系塗料よりも性能面で優れている分コストも割高となります。 期待耐用年数は材質コストに比例しますが8~12年程度です。※

■ フッ素樹脂系塗料:
フッ素コーティングは近年、フライパン、車、ガラス、衛生用品でも多く使われているように汚れがつき難く、 水に対する皮膜として普及してます。 他の塗料に比べて性能が優れている分、コストも高くなります。一般的には最強の塗料と言われています。 これまでは溶剤系が多かったですが、最近では水系も使われるようになりました。 期待耐用年数は材質コストに比例しますが10~15年程度、メーカーによっては18年と言うものもあります。※

■ 遮熱塗料:
ここ数年来、市場に出回るようになりました、付加機能型塗料となります。 上記、ウレタン、シリコン、フッ素、それぞれを基材として、セラミック等の遮熱効果を持った特殊材料を混ぜ合わせることで、 太陽光(赤外線等)の熱伝導を弱めて、夏場の省エネに貢献する目的で作られました。 各塗料メーカーが鎬を削って開発している分野で、メーカーによれば10度前後の温度差をつける効果を詠っているものもあります。 コスト面では上記通常タイプの塗料に対し、平米当り3千円~5千円程度高くなります。 イニシャルコストの分を省エネ効果の電力代削減で取り戻すには数年の歳月が必要と思われますが、 地球規模でのエコロジーが叫ばれている昨今、意識の高いお客様のご要望も散見されるようになりました。 日本特殊塗料株式会社の 「パラサーモ」 と言う商品は大手企業工場の屋根等に使用されるなど、数多くの実績があり、 当グループでも強く推奨しております。 ★お客様の声(PDFファイル)

※ 期待耐用年数はあくまでも目安です。実際には複合的な諸条件の影響を受けて変わってきます。